22日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3日ぶりに反発。前場終値は前日比1.21%高の17868.68ポイントだった。中国企業指数は1.53%高の6192.32ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で471億9000万HKドル。
ハンセン指数は前日の米株安の流れを引き継いで安く寄り付いたものの、ほどなく上げに転じた。人民元の対米ドル相場が持ち直し、中国本土の株式相場が上昇したことで買い安心感が広がった。オフショア人民元(CNH)は朝方に1米ドル=7.31元を下回って推移していたが、前引けにかけて7.30元付近に上昇した。
個別では、大型ネット株の美団(
03690)、アリババ集団(
09988)、テンセント(
00700)がそろって反発し、相場の上昇を主導。オンラインゲームのネットイース(
09999)、台湾系食品メーカーの康師傅控股(
00322)、パソコン大手のレノボグループ(
00992)が大幅高となった。一方、医薬品卸売りの国薬控股(
01099)が3%超下げた。金鉱大手の紫金鉱業集団(
02899)、アルミ加工の中国宏橋(
01378)、不動産開発の華潤置地(
01109)は続落した。