2023-09-22 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:4日ぶり反発、3100ポイント回復 中国当局の消費振興策を好感
22日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は4日ぶりに反発。前場終値は前日比0.77%高の3108.45ポイントだった。深セン成分指数は1.23%高の10104.53ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4452億1100万元だった。
上海総合指数は小動きで始まったものの、ほどなくして上向きに転じ、心理的節目の3100ポイントを回復した。中国商務部の何亜東報道官が21日の定例会見で、今月下旬から来月初旬の中秋節・国慶節連休を控え、消費振興策を拡大する方針を明らかにしたことが好感された。何報道官は、家庭用品、自動車、電子製品などの分野で既に導入した消費促進策を実施して政策の効果を確保する一方、自動車アフターサービス市場の振興などの一連の措置を打ち出し、消費の迅速な回復を後押しするとした。
セクター別では、ゲームが全面高。通信設備、文化・メディア、インターネットサービス、ソフトウエア開発も高い。半面、貴金属が全面安となったほか、石炭、鉄道・道路、鉄鋼などが下げた。
上海B株指数は0.7%高の232.31ポイント、深センB株指数は0.23%高の1111.34ポイントだった。