12日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。終値は前日比0.18%安の3137.06ポイントだった。深セン成分指数は0.08%安の10373.99ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で7083億800万元だった。
上海総合指数はマイナス圏での推移が目立った。中盤にプラス圏に浮上する場面もあったが、勢いは続かず、後場に入って再びマイナス圏に沈んだ。前日の米株高や人民元高が好感される一方、15日に小売売上高や鉱工業生産など主要経済指標の発表が控えており、中国の景気減速が警戒されるなか、様子見ムードが強まり相場の重しとなった。セクター別では、証券が全面安となったほか、ゲーム、保険、半導体なども売られた。半面、バッテリー素材が全面高。製薬や漢方薬、自動車部品も高い。
A株市場では、新華人寿保険(
601336)や中国人寿保険(
601628)が売られたほか、招商局蛇口工業区控股(
001979)や完美世界(
002624)も安かった。半面、中国東方航空(
600115)や中国国際航空(
601111)が買われた。前日のNY市場でテスラが大幅上昇したことを受け、関連銘柄とされる寧波合力科技(603917)や文燦集団(
603348)などが連れ高した。
上海B株指数は0.40%高の238.68ポイント、深センB株指数は0.17%安の1144.13ポイント。