2023-09-12 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:小幅続伸、米株高や人民元高を好感
12日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅に続伸。前場終値は前日比0.04%高の3144.03ポイントだった。深セン成分指数は0.32%高の10415.22ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4492億4700万元だった。
上海総合指数は安く始まった後、下げ幅を縮小してプラス圏に浮上。勢いを欠いたが、前日終値をわずかに上回って午前の取引を終えた。小売売上高や鉱工業生産など主要経済指標の発表を15日に控えて様子見ムードが広がったが、前日の米株高が好感された。また、中国の金融当局が、人民元相場の基本的な安定を維持する能力を備えており、必要時には即時に対応するとの考えを明らかにしたことも投資家心理を強気に傾けた。12日の人民元相場の基準値は1米ドル=7.1986元に設定され、前日に比べ0.225%(0.0162元)の元高/ドル安水準だった。セクター別では、バッテリー素材や製薬、漢方薬、自動車部品などが買われた半面、保険やゲーム、半導体などが売られた。
上海B株指数は0.56%高の239.07ポイント、深センB株指数は0.12%高の1147.52ポイントだった。