2023-08-31 |
中国/業界動向/電子・IT |
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中国、一般向け生成AIを承認 百度やセンスタイムなど8モデル
中国メディア『科創板日報』は31日、中国で一般向けにオンライン提供できる生成人工知能(AI)サービスが初承認されたと伝えた。承認リスト第一弾に収載されたのは、百度(
09888)、字節跳動(バイトダンス)、センスタイム(
00020)、中国科学院傘下の紫東太初大模型研究中心、百川智能、北京智譜華章科技など8つの企業・機関の大規模モデル。アリババ集団(
09988)の「通義千問」、三六零安全科技(
601360)の「360智能」、科大訊飛(
002230)の「訊飛星火」は収載されていない。
百度は31日、自社の生成AI「文心一言」を全社会に向けて開放した。スマートフォンのアプリショップから文心一言アプリをダウンロードするか、文心一言の公式サイトを通じて使用できる。センスタイムも同日、大規模言語モデルアプリケーション「商量SenseChat」を一般向けに開放した。
中国政府が生成AIを統制する「生成式AIサービス管理暫行弁法」は国家インターネット情報弁公室、国家発展改革委員会、教育部、科学技術部など7部局が先ごろ共同で公表し、8月15日付で施行した。『科創板日報』は事情に詳しい関係者の話として、第1弾8モデルを皮切りに、生成AIサービスが今後続々と消費者向けに開放されていく見通しだと伝えた。