週明け5日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。前場終値は前営業日比0.54%高の19052.37ポイントだった。中国企業指数は0.22%高の6442.63ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で541億1000万HKドル。
ハンセン指数は始値で心理的節目の19000ポイントを回復。朝方に下げに転じる場面があったものの、切り返して上げ幅をじりじりと広げた。前週末に米株式相場が大幅続伸した流れを引き継ぎ、米連邦準備理事会(FRB)が利上げ路線を一時停止する可能性が強まったとの見方から買いが優勢だった。米国の債務上限を引き上げる「財政責任法案」が1日までに米上下両院で可決されたことも支援材料となった。
個別では、金融株のHSBC(
00005)とAIAグループ(
01299)、ハンセン銀行(
00011)、中国工商銀行(
01398)と中国建設銀行(
00939)が買われ、相場の上昇を主導。中国半導体ファウンドリーのSMIC(
00981)、公益事業の長江インフラ(
01038)も高い。きょうからハンセン指数の構成銘柄となった4銘柄は、トリップ・ドットコム(
09961)が大幅に続伸、華潤電力控股(
00836)と紫金鉱業集団(
02899)、京東健康(
06618)が下落と明暗を分けた。前週末に高かった不動産株の碧桂園服務(
06098)と碧桂園(
02007)、アルミメーカーの中国宏橋(
01378)が安い。