広州市に拠点を置く航空大手、中国南方航空(
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A株については、最大35者を対象に最大54億3600万株を発行する。うち、支配株主の中国南方航空集団が50億−100億元を引き受ける。発行価格は決まっていないが、基準日前20営業日の平均取引価格の80%を下回らないこととする。調達資金のうち122億5000万元を航空機50機の購入に充当し、残り52億5000万元は運転資金とする。
H株については、中国南方航空集団の全額出資子会社である南龍控股を対象に最大8億5500万株を発行する。発行価格は5月31日前20営業日の平均取引価格(4.98HKドル)と、直近会計年度の1株当たり純資産のいずれか高い方とする。調達資金は運転資金に充当する。