HSBCグローバルリサーチは最新リポートで、中国のホテル運営会社、華住集団(
01179)について、2024年EV(事業価値)/EBITDA(利払い・税引き・減価償却前利益)倍率予想を17.2倍とし、目標株価を49.61HKドルに引き上げた。投資判断は「買い」を維持した。『AAストックス』が31日伝えた。
HSBCは、客室1室当たりの収益(RevPAR)の力強い回復を受けて、華住集団の1−3月期の売上高が会社側による予想レンジの上限を超えたと評価。1−3月期の中国本土での客室平均単価(ADR)は19年を25%上回っており、一方で客室稼働率は19年より5ポイント低いと指摘した。
経営陣がホテル利用者数の引き上げに注力していることを踏まえ、HSBCは23年のホテル純増数予想を755カ所に据え置き、さらに上積みの可能性もあるとした。2023−24年の直営ホテルのRevPAR予想を19年の119%、124%に引き上げ、同期間の売上高予想を6.7%、3.1%、純利益予想を33.9%、6.6%それぞれ上方修正した。
華住集団の株価は日本時間午後2時43分現在、前日比4.50%安の28.65HKドルで推移している。