2023-05-31 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:反落、幅広いセクターで売り優勢 中国製造業PMIが予想下振れ
31日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。前場終値は前日比2.25%安の18178.14ポイントだった。中国企業指数は2.35%安の6135.93ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で527億8000万HKドル。
ハンセン指数は前日比1%近く下げて寄り付き、じりじりと下げ幅を広げた。米連邦準備理事会(FRB)がインフレ抑制を重視して利上げを続けるとの見方から、投資家がリスク回避姿勢を強めた。中国国家統計局が朝方に発表した2023年5月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が市場予想から下振れしたことで、中国景気の減速を意識した売りが幅広いセクターで優勢となった。
エネルギー資源株のCNOOC(
00883)とペトロチャイナ(
00857)、中国神華能源(
01088)、シノペック(
00386)、ネット株の美団(
03690)とJDドットコム(
09618)、百度(
09888)が大きく売られた。オンラインゲームのネットイース(
09999)、アルミメーカーの中国宏橋(
01378)は大幅に続落。不動産開発の碧桂園(
02007)も安い。一方、半導体ファウンドリーのSMIC(
00981)、電動工具の創科実業(
00669)が逆行高。