中国の検索エンジン最大手、百度(
09888)の2023年1−3月期決算について、証券会社13社による非GAAPベースの純利益予想は前年同期比5−27%増の40億7300万−49億2600万元で、中央値は14.3%増の44億3500万元。新型コロナウイルスの防疫規制の解除でオフライン活動が再開し、観光やローカルサービスの需要拡大を背景に広告事業の売上高がプラス成長に戻るほか、企業のデジタル化需要も次第に回復しているとみられる。『AAストックス』が10日伝えた。
また、証券4社による1−3月期の純利益予想は24億9600万−41億4600万元となり、中央値は31億5500万元。前年同期は8億8500万元の純損失を計上していた。経営陣が示す最新の業績見通し、クラウドと広告部門の回復ペース、人工知能(AI)事業の顧客数や収益化計画、自動運転技術の投入や生成系AI「文心一言」が粗利益率に与える影響などが注目される。
証券各社の最新レーティングは次の通り。
※証券会社、投資判断、目標株価(HKドル)
■BofAセキュリティーズ(BofAS)、買い、230
■ジェフリーズ、買い、207
■大和証券キャピタルマーケッツ、買い、200
■UOBケイ・ヒアン、買い、187
■ゴールドマン・サックス、買い、182
■JPモルガン、オーバーウエート、180
■建銀国際、アウトパフォーム、171.65
■クレディ・スイス、アウトパフォーム、171
■マッコーリー、アウトパフォーム、170
■中国国際金融(CICC)、アウトパフォーム、167.1