2023-05-10 |
中国/マーケット/証券 |
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本土寄り付き:続落スタート、金融緩和期待の後退で利益確定売り
10日の中国本土株式市場で上海総合指数は続落スタート。中国当局が景気減速を防ぐため金融政策を緩和に傾けるとの期待が後退するなか、前日に続き利益確定売りが優勢。為替市場で人民元安が進み、中国本土からの資金流出への懸念も重荷となっているもよう。10日の人民元相場の基準値は1米ドル=6.9299元と4営業日続落し、3月3日以来、約2カ月ぶりの元安水準となっている。
指数は日本時間午前10時41分現在、前日比0.49%安の3341.28ポイントで推移。セクター別では、太陽光発電設備、酒造、漢方薬、銀行が安い。半面、貴金属が全面高。教育、文化・メディア、ゲームも買われている。