17日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。前場終値は前日比1.85%高の19560.04ポイントだった。中国企業指数は2.41%高の6638.87ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で677億8000万HKドル。
ハンセン指数は前日割り込んでいた100日移動平均(前引け時点で19397.37ポイント)を上回って寄り付き、じりじりと上げ幅を拡大。17日の米株式相場の上昇を受けた買いが相場を押し上げ、前場の高値圏で引けた。米中堅銀行のファースト・リパブリック・バンクに対して米大手銀行11行が合計300億米ドルを預け入れると発表したことで、金融システムへの不安が和らいだ。
個別では、独自開発した人工知能(AI)チャットボットを前日リリースした百度(
09888)が16%近く反発した。不動産株の碧桂園(
02007)と碧桂園服務(
06098)、龍湖集団(
00960)、華潤万象生活(
01209)も高い。原油高を手掛かりに中国石油メジャーのシノペック(
00386)とCNOOC(
00883)、ペトロチャイナ(
00857)がそろって買われた。一方、前日大引け後から朝方に2022年12月本決算を発表した李寧(
02331)と長江実業集団(
01113)が売られた。医薬品開発受託の薬明生物技術(
02269)は大幅に続落した。