週明け27日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4営業日続落。終値は前営業日比0.28%安の3258.03ポイントだった。深セン成分指数は0.73%安の11701.95ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で7536億3700万元だった。
上海総合指数は前週末の米株安を受けて安く始まった後、前場はプラス圏での推移も目立ったが、後場はほぼマイナス圏で軟調に推移した。全国政治協商会議と全国人民代表大会の開幕を週末に控えて政策期待は強いものの、米国の利上げが長期化するとの懸念が相場の重しとなった。指数は結局、17日以来、約1週間ぶりの安値を連日で更新してこの日の取引を終えた。セクター別では、ゲームや半導体、ソフトウエア開発などが売られた半面、化学肥料や観光・ホテル、航空・空港運営が買われた。
A株市場では、立訊精密工業(
002475)や歌爾(
002241)、BYD(
002594)などの下落が目立ったほか、東方証券(
600958)や紫金鉱業集団(
601899)も安かった。半面、日本政府が中国からの入国者を対象とした新型コロナウイルスの水際対策を3月1日から緩和する方針と伝わり、春秋航空(
601021)や中国国際航空(
601111)などが買われた、宇通客車(
600066)や本鋼板材(
000761)の上昇も目立った。
上海B株指数は0.75%安の296.44ポイント、深センB株指数は0.69%安の1217.35ポイント。