週明け27日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は5営業日続落。前場終値は前営業日比0.75%安の19860.96ポイントだった。中国企業指数は0.81%安の6649.25ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で628億9000万HKドル。
ハンセン指数は前週末の米株式相場が下落した流れを引き継ぎ、売りが先行。始値で心理的節目の20000ポイントを割り込んだ。米インフレ圧力の根強さから米連邦準備理事会(FRB)の利上げ長期化が警戒されている。米長期金利の上昇も投資家心理を悪化させた。売り一巡後には買い直しが入り、指数が小高く推移する場面があったものの、前引けにかけて下げ幅を広げた。
個別では、英金融大手HSBC(
00005)が売られて相場の重荷だった。電気自動車メーカーのBYD(
01211)の下げがきつい。製薬の石薬集団(
01093)、スマートフォン関連の小米集団(
01810)と舜宇光学科技(
02382)も大幅安となった。一方、前週末大引け後に2022年12月決算見通しを発表した海底撈国際(
06862)が急反発。検索エンジン大手の百度(
09888)、不動産投資信託のLink REIT(
00823)、香港コングロマリットの新世界発展(
00017)も買われた。