中国の火鍋料理チェーン、海底撈国際(
06862)は24日大引け後、2022年12月本決算で純利益が少なくとも13億元に上る見通しを明らかにした。前年は41億6100万元の赤字だったことから、黒字転換となる。経営改善に向けた「啄木鳥計画」の実施で店舗の運営効率が向上したと説明。新型コロナウイルスの感染状況が落ち着き、中国本土やその他の地域の運営状況が大幅に好転したほか、手形の買い戻しで3億2900万元の収益を計上することも業績改善につながった。一方、中国本土の一部店舗で営業停止を余儀なくされたほか、店舗数が減少した影響で売上高は346億元と前年比で最大15.8%減少する見通し。
22年6月以降は新型コロナの感染状況や内部管理の改善などを受けて中国本土の経営は前月比で大きく改善しているとした。22年10−12月期は新型コロナの影響で一部店舗が影響を受けたものの、22年12月には中国政府が防疫対策を見直しており、今後も改善が続くとみている。
海底撈国際の24日終値は前日比1.13%安の19.26HKドル。