21日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前日比0.49%高の3306.52ポイントだった。深セン成分指数は0.12%高の11968.60ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で9214億200万元だった。
上海総合指数はマイナス圏に沈む場面もあったが、終値で心理的節目の3300ポイントを回復した。全国人民代表大会の開幕を3月5日に控えて政策期待が高まり、恩恵が見込まれるセクターを中心に買いが入った。ただ、前日のNY市場が休場で手掛かり材料に欠けたほか、上海総合指数は前日に2%超上昇した後とあって、利益確定の売りも相場の重しとなった。指数は結局、昨年7月11日以来、約7カ月ぶり高値でこの日の取引を終えた。セクター別では、石炭や自動車、鉄鋼が買われた半面、ゲームや酒造、医療サービスが売られた。
A株市場では、珠海格力電器(
000651)や宇通客車(
600066)、紫金鉱業集団(
601899)などが高かったほか、計画発表後初めて自社株買いを実施したと発表した牧原食品(
002714)も買われた。半面、分衆伝媒信息技術(
002027)や三七互娯網絡科技集団(
002555)の下落が目立ったほか、副総経理2人が法律違反の疑いで調査を受けていると発表した中炬高新技術実業(
600872)も大きく売られた。
上海B株指数は0.26%高の299.31ポイント、深センB株指数は0.03%高の1234.90ポイント。