2023-02-02 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:続伸、米金融引き締め懸念の後退を好感も上値重い
2日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。前場終値は前日比0.41%高の22162.46ポイントだった。中国企業指数は0.47%高の7596.07ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で765億5000万HKドル。
ハンセン指数は総じてプラス圏でもみ合った。米金融引き締めへの過度な懸念が後退し、買いが先行。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が会見でインフレがスローダウンしているとの認識などを示し、市場では「ハト派的」と受け止められ、「利上げ停止は近い」との見方が出た。ただ、買い一巡後は上げ幅を縮小し、上値の重さが意識されると、わずかながらマイナス圏に沈む場面もあった。指数は前日に22000ポイントを回復した後とあって、利益確定売りが上値を抑えた。
個別では、検索中国最大手の百度(
09888)が大幅に続伸。米OpenAIが公開したチャットボット「ChatGPT」に類似したツールのサービスを3月にもリリースするとの報道が手がかりとなったもよう。スマートフォン部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)とスマホ大手の小米集団(
01810)、製薬株の中国生物製薬(
01177)、薬明生物技術(
02269)、通信キャリアのチャイナ・ユニコム(
00762)も上昇が目立った。半面、碧桂園服務(
06098)、華潤万象生活(
01209)、華潤置地(
01109)など本土不動産関連や、マカオカジノのサンズ・チャイナ(
01928)、銀河娯楽(
00027)が売られた。