電子たばこ機器の世界最大手、思摩爾国際(
06969)は1日大引け後、2022年12月本決算で包括利益が23億500万−28億1700万元となり、前年比で46.7−56.4%減少する見通しを明らかにした。株式報酬費用は同48.5%減の8000万元で、この影響を除いた調整済み純利益は46.8−56.2%減の23億8500万−28億9700万元を見込む。
減益の主因として、中国市場と米国市場の売り上げが減少したことや、大口顧客が製品価格を引き下げたほか、利幅の薄い業務が拡大して粗利益率が低下したことを挙げている。また、競争力の強化に向けて研究開発費が大幅に増加したこと、長期的な成長に向けて情報システムや販売チャネルの構築を強化し、管理費や販売費が大幅に増加したことも利益を下押しした。
思摩爾国際の1日終値は前日比3.05%高の12.16HKドル。