週明け21日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は4営業日続落。前場終値は前営業日比2.09%安の17616.06ポイントだった。中国企業指数は2.22%安の5989.59ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で640億3000万HKドル。
ハンセン指数は安く寄り付き、序盤に下落率が3%を超える場面があった。米連邦準備理事会(FRB)による積極的な金融引き締めが長期化するとの見方から、幅広いセクターで運用リスク回避の売りが先行。中国本土相場の下落も投資家心理を悪化させた。中国本土で新型コロナウイルスの感染再拡大が続き、行動制限などの防疫措置の強化に対する懸念が広がっている。
個別では、大型ネット株の美団(
03690)、JDドットコム(
09618)、アリババ集団(
09988)や、保険株の中国平安保険(
02318)、AIAグループ(
01299)が売られて相場の重荷となった。火鍋チェーンの海底撈国際(
06862)、カジノ株のサンズ・チャイナ(
01928)と銀河娯楽(
00027)、ビール大手のバドワイザーAPAC(
01876)の下げがきつい。半面、中国半導体ファウンドリーのSMIC(
00981)や香港公益株の電能実業(
00006)、本土商業銀行の中国銀行(
03988)が買われている。