2022-11-08 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日ぶり反落、電子株・半導体株に売り
8日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日ぶりに反落。前場終値は前日比0.52%安の3061.94ポイントだった。深セン成分指数も0.75%安の11124.19ポイントと3日ぶりに反落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で5323億3400万元だった。
上海総合指数は小安く寄り付き、序盤に下げ幅を拡大。中国本土で新型コロナウイルスの1日当たり新規感染者数が足元で増加するなか、「ゼロコロナ」政策による行動制限が景気回復の足かせになるとの懸念が強まった。中国と米国の物価指数があす以降に発表されるとあって、両国の金融政策の行方を見極めたい投資家は積極的な売買を控えているもよう。ただ、中国政府の景気下支え策への期待は根強く、下値を売り込む動きは限定的。
セクター別では太陽光発電設備やコンシューマーエレクトロニクス、半導体が売られる半面、貴金属、風力発電設備、セメント・建材が買われている。
上海B株指数は0.55%安の290.39ポイント、深センB株指数は0.28%安の1112.48ポイントとともに3日ぶりに反落した。