2022-09-27 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:5日ぶり反発も上値重い、連休前に見送り気分も
27日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は5営業日ぶりに反発。前場終値は前日比0.26%高の3059.21ポイントだった。深セン成分指数は0.31%高の10997.02ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で3708億8700万元だった。
上海総合指数は高く寄り付いた後、総じてプラス圏でもみ合った。前日まで4営業日続落し、終値ベースで今年5月10日以来ほぼ4カ月半ぶりの安値を更新した後とあって、値ごろ感の出た銘柄を買い戻す動きが相場を支えた。もっとも、米ドルに対する人民元安の進行を受けた資金流出への警戒感や、中国の景気減速懸念が上値を抑え、わずかながら前日終値を割り込む場面もあった。国慶節の大型連休を前に見送り気分も漂い、売買代金は低水準にとどまった。
セクター別では、食品・飲料、医療機器、風力発電設備、繊維・アパレルが高い。半面、バッテリー素材、採掘、貴金属、石炭が売られた。
上海B株指数は0.85%高の278.38ポイント、深センB株指数は0.46%高の1138.92ポイントだった。