JPモルガンは最新リポートで、アリババ集団(
09988)の投資判断を「オーバーウエート」、目標株価を135HKドルに据え置いた。アリババ集団の22年4−6月期の利益が予想を上回ったと評価。向こう数四半期にわたり、コストの最適化が引き続き重要な役割を果たすとみて、その結果に対して株価もポジティブに反応すると予想した。『AAストックス』が5日伝えた。
JPモルガンは、コストの最適化が利益を押し上げていると指摘。B2C小売ビジネスプラットフォーム「淘菜菜」や国際EC、ローカルサービス、物流企業の菜鳥網路科技などの赤字が前四半期比で縮小しており、財務規律の強化やコスト意識の向上が背景にあったとの見方を示した。利益市場予想が上方修正されれば、株価の上昇余地が拡大するとした。
アリババ集団の株価は日本時間午後0時35分現在、前日比1.95%安の93.15HKドルで推移している。