中国の家電量販チェーン大手、国美零售(
00493)は28日朝方、既存株式の売り出しと第三者割当増資を組み合わせた「先旧後新」方式の増資を通じ、正味7億7600万HKドルを調達すると発表した。筆頭株主である黄光裕氏の支配企業が保有株式19億6300万株(増資後発行済み株数総数の5.49%)を複数の機関投資家などに売り出した後、国美零售が同数の新株を同株主に割り当て発行する。引受幹事と28日付で契約した。
売出価格と割当価格はともに1株当たり0.4HKドルで、27日終値の0.455HKドルを12.09%下回る水準。調達資金は債務の返済や運転資金に充て、オンライン・オフラインプラットフォームの拡大を図る。
国美零售の株価は日本時間午前11時57分現在、前日比13.19%安の0.395HKドルで推移している。