2022-06-22 |
米国/マーケット/証券 |
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NY市況(21日):ダウ641米ドル高、先週までの大幅安で押し目買い強まる
21日のNY株式相場は大幅反発。特段の材料がなかったものの、先週まで大幅に3週続落したことで押し目買いが強まった。
ダウ平均は765米ドル高まで上昇し、641.47米ドル高(+2.15%)で終了。ユナイテッドヘルスが6.25%高となったほか、シェブロン、メルクが4%超上昇し、ベライゾン、ウォルマート、アップルなども3%超上昇した。S&P500とナスダック総合もそれぞれ2.45%高、2.51%高で終了。ダウ平均が3営業日ぶりに反発し、S&P500とナスダック総合は2営業日続伸となった。
業種別ではS&P500の全11セクターが上昇。原油高を受けてエネルギーが5.14%高となったほか、一般消費財、生活必需品、ヘルスケア、IT、金融も2%超上昇した。ハイテク・グロース株はテスラが9.35%高、アルファベットが4.11%高、アップルが3.28%高、アマゾン・ドット・コムが2.32%高となった一方、メタが4.09%安、ネットフリックスが2.62%安となった。
先週はダウ平均が4.79%安、S&P500が5.79%安、ナスダック総合が4.78%安とそろって大幅に3週続落し、ダウ平均は12週間で11週の下落となったが、3連休明けの米国株は買い戻しが優勢。明確な底打ち感はなかったものの、多くのテクニカル指標が売られ過ぎを示したことや、インフレのピークアウト期待、今週のパウエル米連邦準備理事会(FRB)の議会証言を控え、持ち高調整の動きが強まった。ただ、投資家の不安心理を示すVIX指数は0.84ポイント低下の30.19ポイントと、4営業日連続で30ポイントを上回った。