2022-06-13 |
香港/投資判断/証券 |
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香港証券取引所の「買い」判断維持、目標株価引き下げ=野村
野村インターナショナルは最新リポートで、香港証券取引所(
00388)の投資判断を「買い」に維持した一方、目標株価を441.1HKドルから426.5HKドルに引き下げた。市場マインドは低迷しているものの、香港証券取引所は中国本土とのETF相互取引制度や特別買収目的会社(SPAC)の上場制度などを相次いで導入しており、中国と世界をつなぐ重要な役割に対する長期的な見通しは変わらないとの見方を示した。ただ、市場の低迷で今年の業績に下押し圧力が増しているとした。『経済通』が13日伝えた。
野村は、2022−23年の香港市場の1日当たり平均売買代金予想をそれぞれ10%、11%下方修正し、前年比で2022年が15%減少、2023年が同14%増加するとみている。また、2022−23年の予想EPSをそれぞれ6.4%、7.7%下方修正し、2022年が前年比6%減少、2023年が同21%増加するとした。
香港証券取引所の株価は日本時間午後4時17分現在、前営業日比3.60%安の342.40HKドルで推移している。