週明け13日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅に3営業日続落。前場終値は前営業日比2.81%安の21193.95ポイントだった。中国企業指数は2.85%安の7392.79ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で933億3000万HKドル。
ハンセン指数は、前週末のNY市場が大幅下落した流れを引き継ぎ、マイナス圏で軟調に推移した。米国の5月消費者物価指数(CPI)が予想を上回り、約40年ぶりの強い伸びとなったほか、6月ミシガン大消費者信頼感指数速報値が過去最低を記録したことで、インフレ高進懸念や景気後退懸念が強まった。14−15日には米連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれる予定で、結果を見極めようと様子見ムードも広がったもよう。
個別では、アリババ集団(
09988)やテンセント(
00700)、美団(
03690)が売られて相場の下げを主導。碧桂園(
02007)や創科実業(
00669)の下落も目立った。実質筆頭株主などがA株最大8868万株の売却を計画していると明らかにした無錫薬明康徳新薬開発(
02359)は10%超下落。半面、2カ国語ライブコマースの人気が上昇していると伝わった新東方在線科技(
01797)が74%高と急騰した。