2022-06-03 |
中国/政策/その他 |
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米SEC、上場廃止警告リストに1社追加
米国証券取引委員会(SEC)はこのほど、有機化学工業に従事する中国企業のWave Sync社(WAYS)を当局による監査状況の検査を受け入れない企業に仮指定し、上場廃止警告リスト(Provisional list)に追加した。『明報』が3日伝えた。
外国当局の反対などにより、米国公開会社会計監督委員会(PCAOB)が指定企業を担当する監査法人を定期的に検査できない状態が3年連続で続いた場合、SECは指定企業の上場を廃止する権限を持つ。指定は2020年12月に成立した「外国企業説明責任法(HFCAA)」に基づく措置で、22年3月に仮指定が始まった。
仮指定を受けた企業は15営業日以内に指定を覆す根拠を示す資料を提出することができる。今回指定されたWave Sync社の提出期限は6月23日。資料を提出しなかった企業は正式指定の確定リスト(Conclusive list)に移行する。一方、先月9日に上場廃止警告リストに追加された陸金所(LU)、キングソフトクラウド・ホールディングス(KC)、滴滴出行(DIDI)など11社が確定リストに収載された。