2022-06-02 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:続落、21000ポイント割れ 香港不動産株が安い
2日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。前場終値は前日比1.57%安の20960.45ポイントだった。中国企業指数は1.71%安の7220.36ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で557億6000万HKドル。
ハンセン指数は前日終値比1%超下げて寄り付き、じりじりと下げ幅を広げて心理的節目の21000ポイントを割り込んだ。米長期金利の上昇を受けた前日の米株安が嫌気され、朝方から幅広いセクターで売りが先行。あすの端午節を含む3連休を前に、持ち高を整理する動きも相場を押し下げた。もっとも、中国政府の景気下支え策に対する期待が根強い中、ハンセン指数は下値支持線として意識された50日移動平均(前引け時点で20958.05ポイント)をかろうじて上回る水準で前場の取引を終えた。
個別では、香港不動産株の新世界発展(
00017)と恒基兆業地産(
00012)、恒隆地産(
00101)がそろって急落。FTSEラッセルが算出するグローバル不動産株か指数からの除外が決まり、売りが膨らんだ。医薬品株の石薬集団(
01093)と中国生物製薬(
01177)、本土不動産株の龍湖集団(
00960)は続落した。大型ネット株のアリババ集団(
09988)と美団(
03690)も大きく売られた。一方、香港公益株の電能実業(
00006)、自動車株の吉利汽車(
00175)、食品・飲料株の万洲国際(
00288)が続伸した。