2022-05-31 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:3日続伸、本土株高を好感 中国5月PMIは前月比改善
31日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3日続伸。前場終値は前日比0.43%高の21215.26ポイントだった。中国企業指数は0.92%高の7321.72ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で708億HKドル。
ハンセン指数は小動きで始まり、次第に買いが優勢となった。中国政府の景気下支え策に対する期待が強いなか、中国本土相場が上昇したことで香港市場の地合いが改善した。寄り付き後に中国の国家統計局が発表した5月の製造業と非製造業の購買担当者景気指数(PMI)はともに3カ月連続で景況感の分け目となる50を下回ったものの、前月比で上昇した。もっとも、前日のハンセン指数終値は1カ月半ぶり高値圏とあって利益確定売りが出やすく、序盤はマイナス圏に沈む場面も目立った。
個別では、大型ネット株のテンセント(
00700)と美団(
03690)が買われて相場の上昇を主導。不動産サービスの碧桂園服務(
06098)や火鍋チェーンの海底撈国際(
06862)、スマートフォン部品メーカーの瑞声科技(
02018)が高い。一方、不動産開発の長江実業集団(
01113)と中国海外発展(
00688)、不動産投資信託のLink REIT(
00823)、香港商業不動産の九龍倉置業地産(
01997)が売られた。