中国の民営コングロマリット、復星国際(
00656)は31日朝方、全額出資子会社の復星産業控股が保有している青島ビール(
00168/
600600)のH株4759万3600株(発行済み株式の3.49%)を売り出すと発表した。UBS香港支店が売り出しの引受幹事となる契約を30日に結んだ。復星国際の保険子会社フィデリダーデと傘下ファンドのチャイナ・モメンタム・インベストメント(CMI)も青島ビールH株売り出しの契約をUBSと結んでおり、復星産業控股と合わせた今回の売却規模は計6677万6700株(同4.89%)。1株当たり売却価格は62.00HKドル、売却総額は41億4000万HKドルとなる。
復星産業控股と、復星国際が全額出資するスターインシュアランス、復星国際子会社の鼎睿再保険、CMIは2021年8月26日から22年5月19日までに計4442万9600株(同3.26%)の青島ビールH株を売却していた。この前回売却分の1株当たり売却価格は59.47−66.54HKドルで、売却総額は29億1700万HKドルだった。
前回分売却に次いで今回分売却が完了すれば、復星国際と子会社は青島ビールの出資持ち分を全て手放すことになる。税引き前ベース売却益は今回分が1億8600万HKドル、前回分が4億6400万HKドルの見通し。
復星国際の30日終値は前営業日比0.78%高の7.71HKドル。