2022-05-27 |
米国/マーケット/証券 |
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NY市況(26日):ダウ516米ドル高と5日続伸 ナスダック総合は2.68%高と大幅続伸
26日のNY株式相場は大幅続伸。メーシーズなどの小売り株の決算が好感され、センチメントの改善が続いた。弱い見通しを発表した半導体のエヌビディアは朝方に5%超下落したが、多くのアナリストが投資判断を「バイ」で据え置き、データセンター事業の成長性を高く評価したことで5%超上昇して終了した。
前週まで8週続落したダウ平均は、653米ドル高まで上昇し、516.91米ドル高(+1.61%)の32637.19米ドルと5日続伸して終了。S&P500も終日プラス圏で推移し、1.99%高と2日続伸した。前日に1.51%上昇したハイテク株主体のナスダック総合は朝方に0.25%安まで下落したが、2.68%高で終了し、ダウ平均とS&P500をアウトパフォームした。S&P500の11セクターは不動産(-0.10%)を除く10セクターが上昇。一般消費財が4.78%高となったほか、IT、金融、コミュニケーションが2%超上昇した。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日比0.87ポイント低下し、27.50ポイントとなった。
24日に発表された百貨店のノードストロームに続いて小売株の好決算が続いた。2022年度通期の見通しを引き上げた百貨店のメーシーズが19.31%高となったほか、利益が市場予想を上回ったディスカウント・ショップのダラー・ツリーが21.87%高、ダラー・ゼネラルも13.71%高と軒並み急伸した。米経済指標は、1-3月期GDP改定値が前期比年率-1.5%となり、市場予想の-1.3%を上回る悪化となったが、新規失業保険申請件数は21.0万件と予想の21.5万件を下回るやや強い結果となった。