中国の宅配便大手、中通快逓(
02057)は25日大引け後、2022年の配送個数見通しを下方修正し、前年比12−16%増の249億6000万−258億6000万個とした。3月17日に示した従来見通しは18−24%増の263億−276億4000万個だった。また、今年は市場シェアを1ポイント以上高める目標の達成に自信を示した。
5月25日に発表した2022年1−3月期決算は、純利益が前年同期比69.8%増の9億600万元だった。株式インセンティブ費用や非経常項目(出資持ち分売却益や子会社収益など)を除いた非GAAPベース調整済み純利益は34.9%増の10億5500万元となる。
売上高は22.1%増の79億400万元で、うち主力の宅配事業が26.6%増の72億2000万元だった。配送個数が52億2600万件と前年同期比16.8%増えた上、1件当たり配送料金が8.5%上昇した影響で増収となった。粗利益率は20.5%で前年同期の16.9%から改善した。
中通快逓の株価は日本時間午前11時46分現在、前日比0.10%安の195.20HKドルで推移している。