25日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3日ぶりに反発。前場終値は前日比0.64%高の20240.98ポイントだった。中国企業指数は0.54%高の6920.63ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で532億9000万HKドル。
ハンセン指数は小高く寄り付いた後、前日終値を挟んで一進一退の展開。前日に一時割り込んだ心理的節目の20000ポイントが下値支持線として意識され、割安感に注目した買いが相場を支えた。24日の米株式市場では業績不安からハイテク株が売られたものの、米長期金利は低下した。人民元相場の下落が一服したこともあって、資金流出懸念が後退したもよう。
個別では、英金融大手のHSBC(
00005)と火鍋チェーンの海底撈国際(
06862)が高い。自動車株の吉利汽車(
00175)とBYD(
01211)は続伸。欧州連合(EU)が数日中にロシア産原油の禁輸措置に合意できる可能性が高いと伝わり、石油株のCNOOC(
00883)、シノペック(
00386)、ペトロチャイナ(
00857)がそろって買われた。半面、ハイテク株の下落が目立ち、レノボグループ(
00992)、瑞声科技(
02018)、アリババ集団(
09988)、JDドットコム(
09618)が売られている。