クレディ・スイスは最新リポートで、中国のオンライン旅行会社大手、同程旅行(
00780)の目標株価をこれまでの17.5HKドルから17HKドルに引き下げた。投資判断は「アウトパフォーム」を維持。中国本土での新型コロナウイルスの感染拡大による影響を織り込み、2022−24年利益予想を6−8%下方修正した。『AAストックス』が20日伝えた。
同程旅行の2022年1−3月期売上高が前年同期比6%増の17億HKドルとなり、クレディ・スイス予想と市場コンセンサス予想をともに小幅に下回ったものの、調整済み純利益が2億4900万元とおおむね予想通りだったとの見方を示した。
同程旅行の経営陣が上海市のロックダウン(都市封鎖)や、全国の防疫措置を踏まえ、22年4−6月期売上高が40−50%減少するとの見方を示したことに言及。「ゼロコロナ」政策の下で、短距離の旅行が業界の回復をけん引するとした。
同程旅行の株価は日本時間午後4時49分現在、前日比0.60%安の13.32HKドルで推移している。