17日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅に3営業日続伸。前場終値は前日比2.23%高の20395.66ポイントだった。中国企業指数は2.55%高の7000.38ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で625億2000万HKドル。
ハンセン指数は始値で心理的節目の20000ポイントを回復し、じりじりと上げ幅を拡大。前日に上海市当局が都市封鎖(ロックダウン)を6月中に解除する方針を明らかにしたことで、景気の反転上昇への思惑買いが入ったもよう。米長期金利が落ち着くなか、高PERのハイテク株を買い直す動きも相場を押し上げた。ただ、ハンセン指数が20日移動平均(前引け時点で20388.86ポイント)を超える水準では上値が重かった。
個別では、大型ネット株のアリババ集団(
09988)、美団(
03690)、テンセント(
00700)、アジア保険会社のAIAグループ(
01299)が大きく買われ、相場の上昇を主導。2022年1−3月期決算をきょう発表するJDドットコム(
09618)は大幅続伸している。スマートフォン部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)と瑞声科技(
02018)、自動車メーカーの吉利汽車(
00175)とBYD(
01211)も高い。半面、前日高かった碧桂園(
02007)、薬明生物技術(
02269)、海底撈国際(
06862)がそろって反落した。