野村インターナショナルは最新リポートで、安踏体育用品（02020）の目標株価をこれまでの194.6HKドルから157.2HKドルに引き下げた。粗利益率が改善する一方、広告宣伝費や販売費の増加を見込み、2021−22年予想純利益を1.8−6％下方修正したことを織り込んだ。投資判断は「買い」に据え置いた。『AAストックス』が21日伝えた。

　安踏体育用品の中核ブランドの2021年10−12月期の小売売上高が前年同期比15％増となり、7−9月期の10％増から加速したと指摘。また、経営陣がハイエンド製品の増加、大都市のショッピングモールへの進出を踏まえ、中核ブランドの平均販売価格が10％上昇するとの見通しを示したことに言及した。

　安踏体育用品の株価は日本時間午後4時42分現在、前日比2.50％高の123.00HKドルで推移している。