22日の香港市場は買いが先行か。新型コロナウイルス・オミクロン株の感染拡大への過度な警戒感が和らぎ、前日に米株式相場が反発したことで、運用リスクを取りやすくなるだろう。ハンセン指数が心理的節目の23000ポイントの回復を試す場面がありそうだ。
もっとも、クリスマス休暇を週末に控えて低調な商いが予想される。米国の2021年7−9月期国内総生産(GDP)確報値が日本時間きょう夜に発表されるとあって、結果を見極めたい投資家が積極的な売買を見送る可能性がある。
21日のNY市場では、ダウ平均とナスダック総合がともに4営業日ぶりに反発した。バイデン米大統領が昨年3月のようなコロナ対策のロックダウン(都市封鎖)に戻ることはないと表明し、買い安心感につながった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、大型ネット株のテンセント(
00700)とアリババ集団(
09988)、JDドットコム(
09618)が香港終値を上回った半面、香港公益株のホンコン・チャイナガス(
00003)が下回って終えた。