3日の香港市場で、香港証券取引所(
00388)が後場に大幅高。株価は日本時間午後3時50分現在、前日比4.54%安の451.60HKドルで推移している。中国企業が上場先を米市場から香港市場に切り替える動きが加速するとの見方から買われたもよう。
米証券取引委員会(SEC)は米時間2日、米国に上場する外国企業向けの新規則をまとめた。中国企業は、中国政府の支配を受けたり、政府から保有されたりしていないか開示する義務を負い、監査証明書を提出する必要がある。中国政府は、中国企業を担当する中国の監査法人を米当局が検査することを拒んでいるため、市場は米国上場の中国企業株が上場廃止になるリスクが市場で意識されている。
オンライン配車サービスを手掛ける滴滴出行(DIDI)は同日、ニューヨーク証券取引所での上場を廃止する手続きに着手し、香港上場の準備作業に入ると発表した。