中国のダウン衣料最大手、波司登国際(
03998)の朱高峰最高財務責任者(CFO)はこのほど、製品価格が前年比で2桁上昇するなど好調に推移していることを明らかにした。昨年は製品全体の平均価格が約1600元だったものの、向こう3年で平均2000元まで上昇するとみている。一方、波司登国際は多様な価格帯の製品を展開しており、主な価格帯は1500−1800元になるとした。『経済通』が26日伝えた。
11月11日の「独身の日(「双11」)」に合わせて開催されたセールイベントでは、オンラインで1800元以上の製品が占める割合が前年の1桁から今年は約30%に拡大したと指摘。オンライン業務は実店舗を超えるペースで伸びており、現在、全体の30%超を占めるまでに成長していることを明らかにした。将来的には40%まで拡大する可能性があるものの、引き続きオンラインと実店舗の2種類による販売を推進し、顧客に異なる消費体験を提供するとした。
波司登国際の株価は日本時間午後4時34分現在、前日比0.71%安の5.56HKドルで推移している。