2021-11-23 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:5日続落、米長期金利とドル指数の上昇を嫌気
23日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は5営業日続落。前場終値は前日比1.01%安の24698.49ポイントだった。中国企業指数は0.90%安の8848.98ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で719億5000万HKドルだった。
ハンセン指数はマイナス圏の狭いレンジでもみ合った。米長期金利が上昇したことを受け、高PERのハイテク株が売られて相場の重荷となっている。米10年債利回りが先週末の1.548%から週明けに1.632%に上昇した。米ドルの総合的な強さを示すドル指数が昨年7月以来の高水準となり、香港を含む新興国市場から資金が流出するとの観測も浮上し、投資家心理を冷やしたもよう。
個別では、大型ネット株のアリババ集団(
09988)、美団(
03690)、テンセント(
00700)がそろって大きく売られた。バイオ医薬の薬明生物技術(
02269)は大幅に続落。スポーツ用品の安踏体育用品(
02020)と李寧(
02331)、電動工具の創科実業(
00669)も安い。半面、前日急落した海底撈国際(
06862)が買われた。衛生用品大手の恒安国際集団(
01044)、香港不動産大手の長江実業集団(
01113)も大幅高となった。