18日の香港市場は軟調か。前日のNY市場では、四半期決算を発表した百度(
09888)やビリビリ(
09626)のほか、きょう発表を予定しているアリババ集団(
09988)の米国預託証券(ADR)が大きく下げた。中国当局による企業統制強化の動きを巡る不透明感に加え、百度は10−12月期業績について、監督管理強化と新型コロナウイルスの影響で広告業務の成長が鈍化する可能性を指摘しており、香港市場でもネット企業が売られれば、相場の重しとなりそうだ。
17日のNY株式相場は反落。主要3指数が最高値に接近し高値警戒感が意識される中、主要小売株の決算が市場予想を上回ったものの、コストアップによる今後の利益率悪化懸念が重しとなった。ダウ平均は211.17米ドル安と反落。ビザが4.70%安、ゴールドマン・サックスが2.86%安となり2銘柄でダウ平均を約143米ドル押し下げた。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、アリババ集団やテンセント(
00700)のほか、中国建設銀行(
00939)やAIAグループ(
01299)などが香港終値を下回って引けており、香港株のADRにサヤ寄せすれば、ハンセン指数は前日終値を180ポイント超下回って寄り付くことになる。