2021-11-11 |
中国/マーケット/証券 |
|
本土前引け:反発、3500ポイントを回復 不動産が高い
11日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。前場終値は前日比0.59%高の3513.15ポイントだった。深セン成分指数は0.86%高の14640.54ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で6687億9200万元だった。
上海総合指数は安く寄り付いたものの、ほどなくしてプラス圏に切り返し、心理的節目の3500ポイントを回復した。一部の中央企業(中国中央政府が管轄する国有企業)が当局に対し、不動産分野でのM&Aについて「三条紅線」(3つのレッドライン)と呼ばれる不動産部門の負債比率規制を緩和するよう求めたと本土メディアが報道したことを受け、政府系企業が主導する統合再編が進むとの期待が高まった。もっとも、中国共産党の第19期中央委員会第6回全体会議(6中全会)の結果を見極めたい投資家心理も根強く、中盤以降は上値が重かった。6中全会はきょう閉幕し、あす12日に記者会見が開かれる。
セクター別では、不動産、セメント・建材、貴金属が高い。半面、鉱業、電力、酒造が売られた。
上海B株指数は0.42%高の269.43ポイント、深センB株指数は0.29%高の1155.31ポイント。