2021-11-09 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:高寄り後にマイナス圏、「6中全会」の政策指針見極める
9日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小反落。前場終値は前日比0.02%安の3497.90ポイントだった。深セン成分指数は0.03%高の14513.42ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で6253億4900万元だった。
上海総合指数は心理的節目の3500ポイントに乗せて寄り付いた後、序盤は高くなる場面もあった。相場は約2カ月半ぶり安値圏で推移しているとあって、値ごろ感が出た銘柄を買い戻す動きが先行。ただ、勢いは続かず、ほどなくして下向きに転じ、3500ポイントを割り込んだ。中盤以降はおおむね小安い水準でもみ合った。11日まで開催する中国共産党の第19期中央委員会第6回全体会議(6中全会)が打ち出す経済政策の指針を見極めたいとして、積極的な買いが手控えられたもよう。
セクター別では、保険が全面安。石炭も売られた。半面、航空機製造・宇宙関連、農業関連、通信が堅調。
上海B株指数は0.09%高の270.23ポイント、深センB株指数は0.11%高の1160.28ポイント。