5日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。前場終値は前日比0.95%安の24985.05ポイントだった。中国企業指数は0.78%安の8883.04ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で693億2000万HKドル。
ハンセン指数はマイナス圏で軟調に推移した。心理的節目の25000ポイントを下回る水準で寄り付いた後、同節目付近でもみ合う展開となり、節目を下回って前場の取引を終えた。米雇用統計が今晩発表されるほか、中国では第19期中央委員会第6回全体会議(6中全会)が来週8−11日に予定されており、積極的な買いにつながる目新しい材料が見当たらない中、様子見ムードが広がり、相場の重しとなった。
個別では、HSBC(
00005)が5%超下落し、指数を押し下げた。英中央銀行が予想に反して利上げの見送りを決めたことが嫌気された。前日大きく買われたアリババ集団(
09988)やテンセント(
00700)、美団(
03690)などネット株の下落も目立つほか、原油価格の下落を受けてペトロチャイナ(
00857)やシノペック(
00386)も売られた。半面、海底撈国際(
06862)や舜宇光学科技(
02382)、李寧(
02331)が高かった。