2021-11-04 |
香港/業界動向/小売業 |
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香港から中国本土への渡航規制、来月にも緩和へ=SCMP
香港英字紙『サウスチャイナ・モーニング・ポスト』は4日、香港から中国本土への渡航者に対する隔離措置が早ければ12月初旬に撤廃される見通しだと報じた。ただ、当初は移動先が広東省内に限定され、入境手続きは深センだけで行うという。同日の香港市場では、中国本土との渡航規制緩和への思惑から、宝飾品販売の六福集団(
00590)と周大福珠宝(
01929)、化粧品販売のササ・インターナショナル(
00178)、百貨店運営の利福国際(
01212)など小売り関連の銘柄が買われている。
『サウスチャイナ・モーニング・ポスト』によると、中国本土・香港間の渡航制限の緩和に向けた協議に参加している中国本土の担当者は、1日当たりの入境枠を設定した上で、入境する人に中国本土か香港の当局が共通の仕組みで発行した健康証明コードの提示を義務付け、新型コロナウイルスに感染していないことを確認する方針を明らかにした。「香港政府がシステムを順調に導入すれば、こうした手続きを12月中旬から試験運用できるだろう」と同担当者は語った。
消息筋によれば、中国本土と香港の当局担当者や専門家は9月26日に初会合を開いた後、オンライン会合で協議を進めている。前回のオンライン会合は2日だったという。