2021-10-12 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続落、じりじりと下げ幅拡大 電力株などに売り
12日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。前場終値は前日比1.04%安の3554.38ポイントだった。深セン成分指数は0.98%安の14226.22ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で5970億6600万元だった。
上海総合指数は安く寄り付いた後、じりじりと下げ幅を拡大した。不動産企業の債務問題や電力の供給不足などへの懸念が根強く、次第に売りが強まった。来週初めにかけて金融統計や貿易統計、7−9月期国内総生産(GDP)など主要経済指標が相次ぐ発表される予定で、景気の減速が警戒されるなか、イベントを前にリスク回避の動きが優勢となった。
セクター別では、電力、航空機製造・宇宙関連、送配電設備が安い。石油、化学、鉄鋼も売られている。半面、医療、酒造の一角が堅調だった。
上海B株指数は0.64%安の278.25ポイント、深センB株指数は0.69%安の1183.16ポイントだった。