2021-09-30 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:反発、買い戻しが支え 連休を前に上値重い
30日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。前場終値は前日比0.37%高の3549.46ポイントだった。深セン成分指数は1.42%高の14279.22ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で5755億9200万元だった。
上海総合指数は高く寄り付いた後、終始プラス圏でもみ合った。前日に約1カ月ぶり安値で終えた後とあって、買い戻しが相場を支えた。国家統計局がきょう発表した9月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.6と20年2月(35.7)以来の低水準となったものの、電力供給不足による工場の操業停止が各地で相次ぐ中、50割れは事前にある程度織り込まれた。一方、非製造業PMIと財新中国製造業PMIがそろって50を回復したことは好感されたもよう。もっとも、あすから始まる国慶節の大型連休を前に上値は重く、売買代金も低水準だった。
セクター別では、化学、素材、送配電設備、非鉄金属が高い。半面、保険、銀行がほぼ全面安となったほか、石油、証券が売られた。
上海B株指数は0.68%高の274.13ポイント、深センB株指数は0.33%高の1177.33ポイント。