2021-09-06 |
中国/業界動向/証券 |
|
北京証券取引所有限責任公司、正式に設立登記
中国の習近平国家主席が2日に北京証券取引所の設立を表明したことを受け、翌日の3日に北京証券取引所有限責任公司が正式に設立登記されたもようだ。登録資本金は10億元、登録先は北京市の市場監督局となっている。『新華報業網』が5日伝えた。
中国企業情報データベースの「天眼査」によれば、中国の店頭株式市場「新三板」を運営する全国中小企業股フン轉讓系統有限責任公司が唯一の株主であり、同社の徐明会長が北京証券取引所有限責任公司の会長を兼任することになっている。また、北京証券取引所有限責任公司の事業範囲には、証券取引をする場所や施設の提供、証券取引や証券市場管理サービスの組織と監督と記されている。
中国証券監督管理委員会による以前の開示によると、北京証券取引所は組織構造の観点では上海や深センの証券取引所と異なり、全国中小企業股フン轉讓系統によって出資・設立され、独特の組織形態と管理システムを模索する。市場構造の観点で見ると、全国中小企業股フン轉讓系統が「新三板」を構成する「創新層」と「基礎層」、および北京証券取引所の建設や発展を統括し、「一体管理、独立運営」を実施することになる。