2021-09-02 |
中国/業界動向/電子・IT |
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オンライン配車サービス企業に中国当局が違反行為の是正を指示
中国の交通運輸部と中央網絡安全情報化委員会弁公室、工業情報化部、公安部、国家市場監督管理総局の5部門はこのほど、オンライン配車サービスを手掛ける11社を呼び出し、市場で最近、過当競争のほか公平な競争と市場の秩序を乱すような行動がみられるとし、規定に反した行為を即時に改めるよう指示した。『香港経済日報』が2日伝えた。
呼び出されたのは、T3出行、美団(
03690)傘下の美団出行、曹操出行、滴滴出行(DIDI)、首汽約車、享道出行、如祺出行、陽光出行、万順叫車など11社。一部事業者が多種多様なマーケティング手法を用い、過当競争を招いていると指摘。また、ライセンスを取得していないドライバーや車両も散見され、違法な運営を行い、公平な競争と市場の秩序を乱しており、業界全体の安全性を脅かすだけでなく、ドライバーと利用者の合法的な権益を損なっているとした。