2021-08-16 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日ぶり反発、観光関連や証券株買われる
週明け16日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日ぶりに反発。前場終値は前営業日比0.37%高の3529.14ポイントだった。深セン成分指数は0.30%安の14755.18ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で8152億7100万元だった。
上海総合指数は、序盤はマイナス圏に沈む場面もあったが、その後はプラス圏で推移した。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が嫌気されたほか、中国当局の企業統制を強める動きも警戒されたが、前週末の米株高が好感されたほか、6月中間決算を手がかりに個別物色の動きも強まった。また、午前に発表された中国の主要経済指標は軒並み市場予想を下回ったが、ここ最近の下落を受けて割高感の薄れた銘柄を中心に買い戻す動きも広がった。セクター別では、観光・ホテル、証券、石油などが買われた半面、非鉄金属、航空・宇宙、化学繊維などが売られた。
上海B株指数は0.43%高の266.53ポイント、深センB株指数は0.12%高の1217.22ポイントだった。